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【休日バンライフの始め方:前編】休日バンライフ歴2年半の筆者が考える「バンライフ・車中泊の必需品」とは 

週2日の夫の休日に、車中泊仕様にDIYカスタマイズしたバンで車中泊旅をする「休日バイライフ」を私たち夫婦がスタートしてから2年半が経ちます。

この2年半の間に、いつも持ち歩いていたけど案外使わないと感じたものや、購入を後回しにしていたけどいまでは手放せない、かなり使えるアイテムなど、「必要・不必要な車中泊グッズ」がかなりわかってきたように感じています。

そこで今回の記事では、休日バンライフ歴2年半の筆者が思う「バイライフ・車中泊の必需品」をいくつかご紹介していきたいと思います。

実際に車中泊をしてみないと意外に気づけない、わからない部分というのは多いと思いますが、それは使用するアイテムについても同様です。実際に車中泊をしてきたからこそ知ることができた、私たちなりの「バンライフ必需品」、ぜひチェックしてみてください。

車中泊にかかせない! 頼れる旅の相棒「ポータブル電源」

日常的にバンライフ・車中泊をしている方の多くが、ポータブル電源を購入して持ち歩いているのではないでしょうか。

ポータブル電源があることで、屋外・車内で安心して電気製品を使えるとあって、現在では車中泊にはかかせないアイテムのひとつとなっているようです。

またこの1〜2年でポータブル電源の需要が高まるにつれ性能も急速にアップし、ハイパワータイプのポータブル電源であれば、電子レンジやドライヤーなどの消費電力の大きい電気製品も使用できるようになりました。

筆者もバンを購入してすぐにポータブル電源と、ポータブル電源を充電するためのソーラーパネルを同時に購入しました。車体天井部分にソーラーパネルを貼りつけることで、長い旅の最中でも、ポータブル電源本体にスムーズに充電できるようにしてあります。

筆者がよく使っている電気製品は、車内調理に使用するIHクッキングヒーターや電気コンロ、炊飯器などの調理家電や、扇風機や電気毛布などの寒さ・暑さに対応する電気製品です。

ポータブル電源があることで、これらの電気製品を必要なときにパッとすぐ使うことができています。

「LEDランタン」をいくつか用意すれば、夜の車内も明るく過ごせる

私たち夫婦はバンを車中泊仕様にDIYカスタマイズする際、車内に照明器具を取り付けませんでした。そのため、車内で照明として使用することができる「LEDランタン」をいくつか購入して使用していますが、このランタン、いまでは私たちのバンライフ・車中泊にはかかせないアイテムとなっています。

ランタンというとオイル式のものもありますが、筆者が車内で火を使うことに抵抗があったため、安心して使用することができるLEDのランタンをチョイス。

ちょっとおしゃれな色・デザインのランタンを3〜4つほど購入し、出発前にしっかりと充電し、すべて満充電の状態で持ち歩いています。

車内でランタンをつけたときの温かい灯りは車内の雰囲気をよりよくし、車中泊の気分をいっそう盛り上げてくれます。

また車内だけではなく、キャンプ場など屋外で過ごす際にも、ランタンがあれば暗くなってからの調理などに役立てることが可能です。

現在LEDランタンを数種類持っていますが、特にバルミューダ製のランタンはデザイン性・機能性ともに高く、ランタンの中で1番のお気に入り! 価格はかなり高価だったのですが(笑)買ってよかったと思えるアイテムのひとつとなっています。

■BALMUDA The Lantern
バルミューダ オンラインストア
Amazon

調理家電と調理道具、食器類

当初から車内で自炊をする予定があったため、車内で使用する調理家電や調理器具、食器類などはかなりたくさん準備をしておきました。

特に車中泊の様子をYoutubeやTwitterなどで発信したり、仕事での撮影に使用するつもりでいたこともあり、おしゃれな調理器具や食器をすこし多めに準備する必要があったのです。

実際に車中泊をスタートしてから、さまざまな調理器具や食器があることで仕事もはかどり、調理自体もスムーズに行うことができており、車内での飲食をかなり楽しむことができているように思います。

車内で自炊をする予定がある方や外食を控えて節約旅を重ねたいと考えている方は、調理グッズをある程度用意しておくとよいでしょう。

暑さ対策はこれでOK!「扇風機」や「ポータブルクーラー」

真夏など暑さの厳しい季節は車中泊を諦めなければいけないかも、と考えていた時期もありました。

現在では夏はできるだけ涼しい場所に向い、小型の扇風機やポータブルクーラーを使うようにしたことで、暑い季節でも快適に車中泊を楽しむことができています。

写真の小型扇風機はニトリで購入したもの。かなりのお手頃価格でしたが、風量調節も3段階あり、本体はメタリックでデザインもおしゃれ。夏の車中泊でずっと使い続けているお気に入りのアイテムです。

この扇風機だけでは暑いときには窓をあけ、窓部分を網戸状にすることができる「ウインドーネット」を取り付けて、車内に溜まった熱気を外に出すようにしています。

寒さ対策には「電気毛布」や「電気ひざかけ」を

暑い季節の車中泊は扇風機やポータブルクーラーで快適にすることができましたが、「じゃあ冬はどうするの?」「車内は寒くないの?」という疑問があると思います。

結論から言うと、冬の車内はとてつもなく寒いです(笑)。筆者は夫含め夫婦共に極度の暑がりなのですが、同時に寒がりでもあります。特に筆者は冷え性でもあることから、しっかりと暖かくして過ごしていないと節々が傷んだり、お腹を壊したりとすぐに体調を崩してしまいます。

そこで冬の車中泊の必需品となっているのが「電気毛布」や「電気ひざ掛け」です。

ベッドのシーツ上に電気毛布を敷いておけば、冬でも朝まで暖かくしてぐっすり眠ることができます。また睡眠前もベッドの上で過ごすことで、電気毛布がホットカーペットの役割も果たしてくれます。

しかし移動中はベッドで電気毛布に包まっているわけにはいかないですよね。移動中の車内ではもちろん暖房をつけていますが、それでも足元は意外と冷え、上半身は温かいのに下腹部より下だけキンキンに冷えている、なんてことも多々あります。

そんな移動中の冷える足元対策には「電気のひざ掛け」が大活躍します。電気ひざ掛けがあれば、上半身は車内の暖房で温め、下腹部より下を電気毛布でしっかり温めることが次可能にないります。

事前準備として、旅の最中電気毛布や電気ひざ掛けを安心して使うことができるように、ポータブル電源はしっかりと充電をし、満充電の状態で2つほど持ち歩くようにしています。

ポータブル電源の充電さえ忘れなければ、冬の車中泊も快適に過ごすことが可能です。

便利に使える「バスタオル」や「フェイスタオル」は少し多めに準備!

「バスタオル」や「フェイスタオル」は、お風呂や洗面のために必ず持ち歩いているという方も多いのではないでしょうか。

私たち夫婦もタオルは常に車内に積んで持ち歩いていますが、スペースに余裕があれば使う予定の枚数よりも少し多めに積んでおくようにしています。

タオルを多めに持参しておくことで、お風呂や洗面だけでなく、さまざまな用途に便利に使うことができるんです。

飲みものをこぼしてしまったときにさっと拭き取ったり、車の窓についた結露を拭くこともできますし、予想以上に寒い時には、膝掛けや毛布がわりに使うことも可能です。

現在では車中泊の際、使う予定の枚数+3〜4枚程度のタオルを必ず持参するようにしています。

「洗面用具」と「お風呂セット」があれば安心して旅に出られる

私たち夫婦のバンにはお風呂やシャワーなどの設備がないため、旅先での入浴は、日帰り入浴施設やコインシャワーなどを利用する必要があります。

特に夫婦そろって温泉好きということもあり、「温泉に入るためだけに出かける」ということも多々あることから、いつでも全国の日帰り温泉や入浴施設に立ち寄れるよう、車内にお風呂セットを積んで持ち歩くようにしています。

ホテルや旅館と違い、入浴施設によってはシャンプーやボディーソープが用意されていない施設も多く存在するため、事前にお風呂セットを準備して持参するのがおすすめです。

また歯磨きセットや洗顔料などの洗面セットも普段から車内に積んでおくことで、パッと思いつきで車中泊の旅に出かけたり、予定を変更して延泊する際にも対応ができ、とても便利です。

「休日バンライフ」「車中泊」の必需品はひとそれぞれ!

今回の記事では、休日バンライフ歴2年半の筆者が考える「バンライフ・車中泊の必需品」をご紹介しました。

ご紹介したアイテムは、どれも筆者自身が車中泊をしていく中で必要と思ったものばかりです。車中泊の目的や行き先、滞在中の過ごし方や個人の価値観によって、必要なものはかなり違ってくるのではないかと思っています。

ぜひ実際に車中泊を楽しんでみて、自分なりの「要」「不要」を見極めてみてください。

そして見極めた後は、自分に必要なアイテムをお気に入りで揃え、楽しいバンライフ・車中泊の旅を過ごしてみてくださいね。

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