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大好きなキャンプ場で1週間、最高に幸福な時間を過ごした話 【"キャンピングカーの聖地"北海道でクルマ旅 vol.9】

マイペースで富良野観光を楽しむ

1週間もキャンプ場に滞在していると、時間はあり余るほどあります。午前中はキャンプ場でのんびりと過ごして、気が向いたら昼食後にブラブラと観光に出かける。それが、滞在中のスタンダードな生活スタイルです。

美瑛で丘の風景を眺めたり、雄大な自然の中を走る「富良野・美瑛ノロッコ号」に乗ってラベンダー畑を巡ったり……。長期滞在でも退屈しないように、キャンプ場でのんびり過ごす時間に周辺の観光をバランスよく組み合わせました。

とくに思い出に残っているのは、富良野名物「北海へそ祭り」を見学したこと。我が家の北海道キャンプ旅ではあまり観光を重視していないので、もともとお祭り自体の存在も知らなかったのですが、キャンプ場で仲良しの若いスタッフと焚き火をしながら談笑していたときに、「すごく楽しいお祭りだから、ぜひ行ってみてください」と勧められました。

お祭り会場に到着後、富良野の名物グルメの屋台料理で腹ごしらえをしてから、お腹をくねらせて人の顔に見立てるユニークな「へそ踊り大会」を見学しました。お腹に描かれたカラフルな絵柄とコミカルな踊りを見て、子供たちも大喜び。ハデさはないけれど、人々の笑顔にあふれた富良野らしい素敵なお祭りでした。

焚き火と満天の星空に癒される

観光も楽しみましたが、基本はキャンプ場での生活が中心。今でも思い出されるのは、時間を気にせずにキャンプ場でのんびりと過ごした穏やかなひと時です。

夕食は、家族全員大好物のキャンプ場名物ジンギスカン! 滞在中は毎日大量のジンギスカンをキャンプサイトに持ち帰ってお腹いっぱい食べまくり、管理人さんに驚かれるほどでした。

夜は、サイトに設置された手作りの石の炉で焚き火をしながら、ゆったりと流れる時間に身をゆだねます。ふと見上げれば、“手のとどく”ような一面の星空。生まれて初めて天の川を見たのも、このキャンプ場でした。

「星に手のとどく丘キャンプ場」で過ごした1週間は、15年に及ぶ北海道キャンプ旅の歴史の中でも、もっとも贅沢で幸福な時間でした。東京での多忙な日常とはかけ離れた夢のように穏やかなキャンプ生活を、今でも懐かしく思い出します。


■連載:"キャンピングカーの聖地"北海道でクルマ旅
【vol.1】北海道の魅力と"キャンピングカーの聖地"である理由
【vol.2】15年以上続く我が家の北海道キャンプ旅「はじめの一歩」
【vol.3】キャンピングカー納車1週間、0歳児連れで3週間の北海道キャンプ旅を敢行!
【vol.4】旅先での素敵な"出会い"が北海道キャンプ旅の原動力
【vol.5】北海道を旅する最大の目的は「最高のロケーションでキャンプをする」こと
【vol.6】長男と男同士で過ごした1週間の北海道キャンプ旅
【vol.7】家族との旅を長く続けるために、我が家が取り入れた旅のスタイルとは!?
【vol.8】北海道キャンプ旅で遭遇した"最大のピンチ"のハナシ
・【vol.9】大好きなキャンプ場で1週間、最高に幸福な時間を過ごした話
【vol.10】北海道キャンプ旅で出会った"忘れられないワンシーン"
【vol.11】我が家の北海道キャンプ旅の「始まり」と「これから」

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