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36歳、男、離婚歴あり、無職。10年間勤めた会社を辞めて、日本を漂流する「バンライフ」始めました

今までの僕には「自分で選んだ道」はあったか?

もう一つのきっかけだったのが、7年間生活を共にした元妻に別れを告げて、仕事を辞めたことです。

この2つの決断は、僕が初めて周囲の反対を押し切ってまで決めた道でした。本当の意味で、初めて自分の意志で決めた道だったと思います。もう誰の責任にもできません。

レールなんてない、ただひたすら真っ白な道へ踏み出すには不安や恐れ、ちょっと後悔さえありました。でも、だからこそ、この緊張感こそ、きっと僕が感じたかった「生きている」って事だったんです。

好きなもの、幸せを感じるもの、「ワクワク」に従え

独身になり、仕事を辞め、「次、何しよう?」と考えた時、 自分の好きなものや、幸せと感じるもの、ワクワクするものについてノートにありったけ書き出しました。「場所や時間に縛られない事」「自然の近くに身を置く事」「好きなものだけに囲まれる事」「自分を好きだと思える事」など100個以上の事を。

そして今の僕の幸せを叶えてくれそうな唯一の答えが「バンライフ」だったんです。スマホの待受を見て、「やっぱり俺、バンライフやりたかったんだ」と。 僕の中で「直観」が「論理」を追い越した瞬間でした。

仕事がない状態で、ゼロからはじめたバンでの生活

サラリーマンを辞めて無職になった僕にとって、バンライフをしながらの稼ぎ方なんて何も分かりませんでした。

ただ貯金を切り崩して暮らしていく内にどうにかなるだろうと思い、後先も考えずに、まずはじめてみる事にしました。

バンを選ぶ時に条件にしていたこと

バンライフを始めるにあたって必要なのは何か?「バン」です。結論から言うと、僕が選んだのはマツダのボンゴブローニイバンという車でした。

バンライフを始める前の僕は車に全く興味が無く、知識もゼロでした。はじめは単に「見た目がかっこいい」という理由だけで、ベンツのトランスポーターやVWのヴァナゴンに注目していました。ネットで見てきた海外のバンライフらしさが詰まった車。ワクワクしか感じませんでした。

VWのヴァナゴン

Photo by Tobias Weinhold on Unsplash

ただ一度冷静になって、今後の旅のスタイルを考慮した結果、バンを選ぶ上で重要な条件があがりました。

  • サイズ:室内の生活スペースは極力大きくしたい反面、車幅によっては道幅や駐車場の制限を常に気にしながら旅をする事は少なからずストレスになり得る。また立体駐車場を使うこともありそうだったので高さもそこまで出せない。
  • 国産車:日本を走ることをベースに作られた国産車の信頼性。故障してもパーツがすぐに手に入るのも安心。
  • 中古車:予算が限られている事と、新車をDIYで改造する勇気はなかった。
  • 見た目:旅を共にする相棒。見ていてニヤニヤするくらい自分の好みである事。

以上を理由に最終選考に残ったのがハイエースとキャラバン、そしてボンゴブローニイでした。

ボンゴブローニイは他の2台と比較して知名度も低く、国産車ながらレア感もあって気になっていました。そして中古車販売の店舗まで、ボンゴブローニイを見に行きました。

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