公開日: 2022/11/02
犬と一緒に旅をすると言っても、ずっと散歩や観光をするわけではありません。クルマの中でゆっくりすることも旅の過ごし方です。リアのドアを開けて風を入れ、山や海を見ながらゆっくりする。
特に何をするわけではありませんが、このようにただただ“一緒に時間を過ごす”。この時間がお気に入りです。
最近、コロナ禍により在宅ワークをしている人がずいぶんと増えましたね。家族との時間が増えた方も多いのではないでしょうか。
ただし、家族との時間が増えた=「幸せ」かというと、そうとも言い切れませんよね。増えた家族との時間で何をするかがとても重要になります。その体験の中で色々話したり、楽しさや感動を共有できれば家族との時間が幸せなものになります。
クルマ旅ではそんな機会がいっぱいあります。まずは家族とゆっくり話す時間ができること。
運転席と助手席に座る「並列の関係」は、心理的緊張を軽減させ、何かをゆっくり話すことに適したポジショニングともいわれています。
私たち夫婦も、移動中にたくさんのことを話します。とりとめのない話から、ちょっと深刻な話まで。忙しく生活している日常では話さないようなことも、クルマ旅の並列の関係だといっぱい話すことができます。
もう一つは、感動の共有です。
私たちのクルマ旅では、旅の途中に朝日や夕日を眺める時間が、ある種のお決まりになっています。その美しさは圧巻ですよ。
そんな自然が見せてくれる最高の瞬間を、家族で体験することはとても良い時間になります。また写真を撮ることで、家に帰ってからも思い出話に花を咲かすことができます。
チワワのこごみを迎えてから感じたことなのですが、一緒に旅をするパートナーとして、犬は最も適していると思います。そもそも犬は群れで生活する動物で、どこに行くにも、家族という群れで生活する習性があります。
つまり、旅のパートナーにピッタリなんです。朝日を眺めながら犬と海沿いを散歩したり、車内で一緒にご飯を食べたり、夜は一緒にシュラフで寝たり。もう少し寝ていたいのに、ご飯が食べたくて起こしに来ることもあります。
このようなすべての時間が犬とのクルマ旅の1ピースであり、大切な時間です。
犬は一緒にクルマ旅をすることに適していますが、楽しく旅をするには工夫が必要です。まずは車内で犬の居場所を作ってあげ、犬が安心できる場所を作ってあげてください。
適度な休憩を挟めば、クルマでうんと遠くの場所まで旅をすることができます。車内では、家族とゆっくりコミュニケーションしながら、あなたの見たい景色に出会ったら、予定変更もOK。
そのぐらいの緩いスタイルが、一番自由でよいと思います。なぜなら「自由こそ」がクルマ旅の最大の魅力だからです。
僕のおすすめは、夕日や朝日です。刻一刻と空の表情は変化していきます。ぜひ、自然の景色を楽しみながら、家族とともに、自由なクルマ旅に挑戦してみてください。(了)
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