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世界最大クラスの猛禽類の乱舞に海まで凍る野付半島は"もう異次元レベル"。さらにはローカル系グルメ回転寿司。金曜夜の羽田発で行く【冬の北海道モデルコース#3】

北海道では絶対味わいたいグルメ系ローカル回転寿司

北海道のローカル系グルメ回転寿司のなかでも人気の「根室花まる」。
写真は中標津店。筆者は流氷の撮影に来るとほぼ必ず立ち寄ります

中標津の「根室花まる」はぜひ立ち寄りたいおすすめの回転寿司

北海道に来たら、ぜひ食べたいものといえば「寿司」でしょう。筆者たちも、寿司を楽しみにしていたわけです。そして、北海道で手軽でおすすめのお寿司は「回転寿司」です。それも「グルメ系ローカル回転寿司」。

何を言っている? と思われる方も多いでしょうが、国土面積の約1/4を占め、小さめのヨーロッパの国よりも広い北海道には、それぞれの地方ローカルからはじまったローカル系の回転寿司が多くあります。そのなかでも100円寿司がメインではなく、塩水うにやボタンエビ、地元の新鮮なネタまでもを扱うグルメ回転寿司は、多くの道民が愛するおいしいお寿司屋さんなのです。

ちなみに札幌などの一部の都市圏を除くと、基本的にクルマ移動なので、回転寿司もラーメン屋も大きな駐車場を備えた店舗が一般的。しかも家族連れでもお寿司が楽しめるように、レーン(カウンター)に隣接したボックス席で、できたて、すぐのお寿司をいただくのが北海道の普通です。

花咲ガニ軍艦など、あまり一般の回転寿司では見かけないネタも用意されているのが、
ローカル系グルメ回転寿司のうれしいところです

そんなローカル系グルメ回転寿司のなかでも、道東の根室に本店がある「根室花まる」は道民にも人気のお店。道南函館であれば「函太郎」、筆者の住む千歳周辺なら「旬楽」、北見生まれの「トリトン」、釧路No.1の「なごやか亭」など、北海道のローカル系グルメ回転寿司は本当にハイレベル。札幌などには、各系列の支店などがあるので、食べ比べもいいかもしれません。

ちなみに流氷の撮影に来るたびにほぼ毎回「根室花まる」の「中標津店」に寄る理由は、安くておいしいという当たり前の理由もあるのですが、実はこの辺りにGoogle マップなどで検索する限り100kmレベルでほかの回転寿司がないのです。ある意味「根室花まる 中標津店」は砂漠のオアシス的なローカル系グルメ回転寿司ともいえます。基本的に逃すとほかは根室市内とかになるので、北海道の回転寿司を味わいたい方は、ぜひ寄ってみてください。

筆者と友人は「根室花まる」の味と価格にすっかり満足して、温泉に寄ってから、今日の宿泊場所に移動することにしました。

期待の新規オープン「ふぁーむながの」のRVキャンプスペース

「公衆浴場くすのき」。営業時間は20時半まで。
筆者たちが最後まで残っていた客で、出るとすぐにカーテンなどが閉まりました

源泉掛け流しで銭湯並みの料金が魅力「公衆浴場くすのき」でぽかぽか

今回の冬の道東旅行は驚くほど天気に恵まれたので、防寒着さえしっかりしていれば、凍えるように寒いといったことはありませんでした。しかし、日中でも氷点下が珍しくない真冬の道東で1日撮影をしていると、すっかり身体は冷え切ってしまうわけです。

そのため、1日のシメに温泉は欠かせません。そして、できれば毎日なので安い方がありがたい。筆者たちの今日の宿泊予定は「ふぁーむながの」のRVキャンプスペースです。野付半島のほぼ根元の南側にある、こちらのRVキャンプスペースに中標津から向かう途中には多くの温泉があるのですが、筆者たちが気になったのが「公衆浴場くすのき」。公衆浴場というくらいなので料金も安いでしょうし、ネットの情報によるとなんと源泉掛け流しだといいます。

筆者にとっては存在自体がありがたい「ふぁーむながの」のRVキャンプスペース。
2023年シーズンの本格営業に期待が高まります

国道272号線から国道244号線に右折して、すぐに看板があるのですが、少し分かりづらく「ホテル楠」の裏手になると思っておくと見つけやすいです。さほど大きな温泉施設ではありませんが、お湯が素晴らしく、サウナと水風呂もあります。源泉掛け流しのお湯ですっかり暖まり、料金は500円前後。480円だったか、510円だったかを失念しました。すみません。まあ、どちらにしても安いのですが、銭湯並みの料金で素晴らしいお湯が味わえます。

キャンピングカーの生命線である充電。冬の充電スポットが増えただけでもありがたい

みなさんはキャンピングカーや車中泊で旅行をする際に、なにを基準にルートを決めていますか? まずは当たり前ですが、周りたい場所ですよね。そして、その次は? 筆者の場合は「充電できる宿泊場所」です。特に気を付けてほしいのはレンタルキャンピングカーでの冬の北海道旅行を計画されている方。車種による違いはありますが、キャンピングカーの電池はそんなに保たないということです。

筆者のキャンピングカーの場合はサブバッテリーが貧弱で、しかも冬は24時間FFヒーターを使用するということもあるのですが、2日に1回はキャンピングカーの充電が可能な施設に宿泊できるようにプランニングします。

簡単なことのようですが、冬の北海道、しかも道東では、これが予想以上に難しいのです。夏であれば、キャンプ場の電源付きオートキャンプ施設が利用できるのですが、だいたい雪が降る11月から4月までは休業中。実は冬季も利用できる充電可能なキャンピングカー向けの宿泊施設は数えるほどしかありません。

そして筆者がこれまで利用していたのが「RVパーク・知床清里町ウエネウサルみどり」です。しかし、なんと筆者の道東旅の期間はイベント出展のためお休み。そこで紹介してもらったのが2023年シーズンから本格オープンするという、野付半島の付け根にある「ふぁーむながの」のRVキャンプスペースです。利用料金はカーサイト(6×6m)が1サイト1日4,500円と入場料が1人250円。

WEBサイトを見てもらうとわかるように、こだわりの潮彩牛を使ったレストラン、宿泊施設や各種アクティビティも充実しています。筆者たちは真っ暗な21時過ぎに到着して、充電などを行い、朝の3時過ぎに出発したので、充実した施設を利用することはできませんでした。

温かみのある印象のレストランスペース。
丹精込めて育てた潮彩牛などを味わうことができるといいます

それでもキャンピングカーのサブバッテリーの充電がなくなり、真冬にFFヒーターが動かなくなった経験のある筆者にとって「ふぁーむながの」のRVキャンプスペースは本当にありがたい施設です。2023年シーズンの本格オープンにとても期待しています。

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