公開日: 2022/06/16
「鬼怒川温泉」は、栃木県の北西部で日光市の北側に位置する、栃木県の名湯のなかでも最も人気の高い温泉地で、年間200万人以上の方が宿泊されます。
箱根・熱海とともに「東京の奥座敷」ともよばれていて、東京から日帰り圏内で行けるうえに、アルカリ性単純水の泉質の入浴効果が高いのが人気の理由です。
鬼怒川温泉の由来はというと、もともとは「滝温泉」という名前で江戸時代に源泉が発見され、諸大名や僧侶のみが利用可能でした。明治時代に入り一般解放され、近隣で「藤原温泉」が発見された後、2つの温泉が合わさり鬼怒川温泉となりました。
鬼怒川温泉よりさらに北に位置する「川治温泉」も名湯として知られており、2つの温泉に入って、効果をくらべてみるのもおすすめです。
鬼怒川温泉は東京駅より約160km、2時間30分ほどでアクセスできます。首都高から東北道、日光宇都宮道路を利用して、「大沢IC」か「今市IC」で降りるのが便利です。
栃木県の観光地として人気の高い那須にも、数多くの名湯があります。そのなかでも、「那須温泉」が有名で、観光とともにたくさんの方々が訪れています。
那須温泉は正確には、「那須温泉郷」という名前で飛鳥時代に「鹿の湯」という源泉が発見されたことにはじまり、現在までに数多くの源泉が発見されてきました。
時代により温泉郷内の温泉数に変化があった経緯もありつつ、現在では8つの温泉によって那須温泉郷が形成されています。泉質や効果も温泉によって違いがあるのも特徴です。
那須温泉は、東京から約200km、2時間30分ほどでアクセスできます。東北道「那須IC」が最寄で、那須ICから車で約15分ほどで到着できます。
鬼怒川温泉や川治温泉よりさらに北東部、那須からは南西部に位置する「塩原温泉」も栃木県内の有名な温泉です。東北新幹線の発着駅にもなっている「那須塩原」という名が知名度が高く、みなさんもご存じではないでしょうか。
塩原温泉は、那須塩原側から国道400号線を走行すると次々と温泉旅館が現れはじめるのに加えて、国道や旅館が箒川に沿ってつくられているため、道中の景色もおすすめポイントです。
1000年以上の歴史をもつ温泉地で、「塩原温泉郷」とよばれ、11個の温泉地により形成されていて、那須温泉郷同様、温泉により泉質が異なるのが特徴です。
塩原温泉は、東京駅から約190km、2時間30分ほどでアクセスできます。東北道の「西那須野塩原IC」から国道400号線を通るのが、最短かつ景色もおすすめのルートです。