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道の駅キュレーター流"初訪問の道の駅"の楽しみ方。オープン間もない和歌山県「海南サクアス」に早速行ってみた!

一足伸ばして、海南サクアスの周辺散策を楽しもう

情報発信施設では道路情報の発信なども行う

さて、せっかく初めての土地に来たのだから周辺観光も楽しみたいですよね。情報発信施設をのぞいてみましたが、残念ながらパンフレットなどの設置はほとんどなく、ちょっと寂しい感じ(道の駅スタンプは情報発信施設にあります)。

そこで先ほど「産直マルシェ」で見た「紀州漆器」の里を訪ねてみることにしました。四大漆器産地のひとつにも数えられていて、その歴史は室町時代に遡るとされます。市内にある黒江地区には「連子格子」の町屋も残されていて、ちょっとした散策が楽しめます。

紀州漆器の生産で知られる「黒江地区」 周辺の散策も楽しめる

黒江には、道路に対して斜めにのこぎり歯状に建っている家並みが今も残されています。これは江戸時代に入江を埋め立てることによってできた平行四辺形の土地に家を建てたためといわれていて、独特の景観を生んでいます。

海南市が誇る伝統工芸品「紀州漆器」

また、「紀州漆器伝統産業会館 うるわし館」では、漆器の模様に色を入れる「蒔絵」と呼ばれる技法の体験を行うことができます(要事前予約)。展示、販売はもちろん、さまざまな資料も展示してあるので、こちらをのぞいてみるのもオススメです。

地元の期待も背負ってスタートする新しい道の駅

海南サクアスの開駅式には岸本和歌山県知事、神出海南市長らが参加

新しくオープンする道の駅は、訪問する側だけでなく、地元の期待も背負ってスタートします。特に近年は民間企業が運営に入るところも多く、地元の魅力をどう伝えるのか、という手法に長けた道の駅が増えました。また、ハードの部分もしっかり考え抜かれて作っていると感じます。

道の駅めぐりをする方の中には、スタンプを押したらすぐ移動みたいな人もいますが、少しゆっくり時間をかけて見ていくだけで見え方は大きく変わります。特に新しくできた道の駅は地域の魅力が探しやすいです(時が経つとだんだん商品やサービスが増えて混沌としてきます)。

ぜひ実際に訪問して、あなたの目でその魅力を楽しんできてください。

■著者プロフィール、この著者のこれまでの記事は:https://www.mobilitystory.com/article/author/000031/

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