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フィアット デュカトが持つ日本のキャンピングカー市場でのポテンシャル。RVランド阿部代表インタビュー【特別連載#4】

HYMERやADRIA、ハイエースとデュカトを比べると?

——編集部:HYMERやADRIA(アドリア)等、日本でもすでに人気を獲得している輸入キャンピングカーがありますが、2つのキャンピングカーとデュカトを比較すると?

阿部代表:HYMER やADRIA の最新の装備やデザインには、劣る面があります。ですが、日本人の体形に適したシートの高さだったり、家庭用エアコンに電装など。デュカトの良いところもあります。

その良いところを活かした、細やかな配慮がなされた使いやすいキャンピングカーが増えていくのではないかと思います。

——編集部:阿部代表が見る、デュカトの魅力を教えてください。

阿部代表:デザインの良さに、走り、乗り心地の良さもいいですね。高さが約2mありますから、室内のゆとりというのもデュカトの良いところでしょう。

——編集部:日本ではハイエースのバンコンタイプの人気が高まっていますが、ハイエースとの違いについて教えてください。また、デュカトはバンコンでの対抗馬か、それ以上の存在になり得るのでしょうか?

阿部代表:エンジンスペックはもちろん、室内空間がハイエースとはだいぶ違うんですよね。バンコンとキャブコンのちょうど中間に位置するキャンピングカーなので、バンコンよりもキャブコンを検討していた方のほうがデュカトは気になるのではないかなと思いますよ。

あと予想以上に1ナンバーのバン、商用車としての需要がかなりありますね。

——編集部:RVランドでは、2023年に何台ほど制作される予定ですか?

阿部代表:2023年の生産枠はもう埋まっています。なので、これからご注文をいただいても、デリバリーは2024年になります。

バンライフモデル、正式名称は「Room」

デュカト バンライフモデルのロゴデザイン

——編集部:ここからはまた、RVランドが送り出す2モデルのデュカトについて教えてください。2モデルの正式名称は決まっていますか?

阿部代表:はい、決まっています。RVランドで作っているキャンピングカータイプのものが「New Landwagon “Timeless Travel” Fiat Ducato」。(鈴木)大地さんに作ってもらっているバンライフタイプのデュカトが「Room」です。

——編集部:キャンピングカーとバンライフ、2つのモデルにはどのような違いがあるのですか?

阿部代表:キャンピングカーモデルの方は、RVランドのフラッグシップキャンピングカーである「LandHome(ランドホーム)」の作り込みの良さを継承したモデルになります。こちらはターゲットをファミリーにしていて、ラグジュアリーキャンパーに仕立てています。

バンライフモデルのコンセプトは先ほどお伝えした通り「優雅な二人旅」ですね。ペットも喜ぶゆとりの空間に仕立てているので、ご夫婦での二人旅や愛犬と旅に行かれる方をターゲットにしています。天然の木材をふんだんに使った、落ち着く空間が魅力です。

——編集部:バンライフモデルの制作を鈴木大地さんに依頼した理由と経緯を教えてください。

阿部代表:今年、RVランドは製造工場を拡大して、生産台数を増やしていく予定です。しかし現在、1年近くお待たせしてしまっているお客様もいらっしゃいます。

そんな今の状況を知人に相談したところ、器用で仕事が早く、是非紹介したい方がいるとおっしゃっていただき、大地さんを紹介いただいたという経緯ですね。

——編集部:大地さんとお仕事をされて、どのような印象をもたれていますか?

阿部代表:仕事は手際よく、とても丁寧ですね。ただ、打ち合わせを重ねての印象は、失礼ながら同じB型ということもあって、大雑把で奇策を講じられる方だなと。

笑顔が素敵で、どんどん魅了されていきます笑

——編集部:大地さんの制作方法で驚いたところはありますか?

阿部代表:木の扱いのところですね。天然木の節やしなり、木を熟知していて、木と会話しているようにすら感じました。これが仕上がりの良さにもつながってくれているんでしょうね。

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