全国的にも珍しい出口が2カ所ある高速道路！？中央道「八王子IC」と名神「京都南IC」を徹底解説！

公開日: 2022/08/24

近年、日本各地で次々と新しい高速道路が開通し、高速道路網がめざましい発達をとげています。また、既存の高速道路でもリニューアル工事や新しいインターチェンジ（IC）やジャンクション（JCT）の設置により、いままで以上に便利になったところも多々あります。

そんな高速道路には、全国的にみても珍しいと思われるポイントというのが、いくつか存在します。たとえば、「右ルート・左ルート」なんかは、普段から東名高速道路（以下東名）・名神高速道路（以下名神）・中央自動車道（以下中央道）の該当区間を利用している人からすれば、ごくごく自然なものかもしれませんが、全国的にみると珍しいポイントといえます。

そして、そんな高速道路の珍しいポイントの1つにあがるのが、高速道路上に出口が2つあるインターチェンジです。通常、高速道路の出口は1カ所でその後料金所を通過して、一般道への分岐が2方面ないし3方面へ分かれているのですが、高速道路上の出口の段階で、2方面以上に分かれている出口というのがあるのです。

そんな高速道路上に2カ所出口があるのが、中央道下り線の「八王子IC」と名神上り線の「京都南IC」になります。実際、自分も初めて中央道下り線の八王子ICを通った時に、なぜ出口が2カ所あり、2カ所ある必要性がよくわからずにいました。

ところが、実際利用してみると出口が2カ所に分かれている利便性を、すごく感じることができ、今となっては八王子ICは出口が2カ所ないと、かなり不便だと感じるようになりました。

そんな、高速道路上に出口が2カ所存在する八王子ICと京都南ICですが、はたしてどのような構造になっていて、利用する際のポイントとはどのようなものなのか、詳しく説明をしていきます。

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八王子ICと京都南ICの共通点と出口が2カ所設置されているワケ

八王子ICと京都南ICは、ともに大都市圏内の端側に位置しています。八王子ICは首都圏、京都南ICは関西圏に属し、中心部からは約50kmほど離れています。

そのため、中心部から八王子IC・京都南ICを利用される方が多いことが想定され、八王子ICは東京都心方面からの下り線、京都南ICは大阪中心部方面からの上り線に出口が2カ所設置されていると考えられます。