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【キャンピングカーの基本③】購入前に知っておきたいキャンピングカーのお金事情

キャンピングカーに興味はすごくあるけど、実際買うとなるといくらかかるのか知りたいという人も多いでしょう。

そこで【キャンピングカーの基本③】の今回は、キャンピングカー購入前に知っておきたいお金事情について詳しく解説していきましょう。

キャンピングカーの新車はいくらで買えるの?

キャンピングカーのボディサイズや装備は、モデルによって異なります。ライフスタイルや使い方に合わせて、さまざまなバリエーションの中から自分にピッタリの1台を選べるのも、キャンピングカーの大きな魅力と言えるでしょう。

価格的にも、200万円前後で購入できるものから家が買えるレベルの高額なものまで、幅広くラインナップされています。そのため、「キャンピングカーの新車は〇万円」と一括りでは回答できませんが、参考までに一般的な価格帯(消費税込)をカテゴリー別に記しておきます。

もっとも安価なのは、軽自動車をベースにした軽キャンパーで、内装をメインに架装したバンコンタイプなら車両価格「180~250万円」程度、キャブコンタイプなら「300~400万円」程度です。

キャンピングカーでもっとも人気の高いハイエースのバンコンは、シンプルなモデルだと「300万円台後半」からラインナップされていますが、一般的には「550~630万円」程度の価格帯がポピュラーです。

キャブコンについては、コンパクトサイズのライトキャブコンが「450~550万円」、全長5m×全幅2mクラスのキャブコンが「650~850万円」程度。装備の充実したモデルであれば、総額で「1000万円」を超えることも珍しくありません。

カタログの価格はあくまでも車両価格

キャンピングカーの購入を検討する際に注意したいのは、カタログなどに記載された価格はあくまでも車両価格だということ。キャンピングカーは普通車と違って、乗り手の使い方に合わせて1台1台作られるオーダーメイド品のようなもの。 標準装備以外にオプションパーツを追加していくと、オプションの上乗せ分だけで100万円以上かかることもあります。

そのため、キャンピングカーの購入モデルを選ぶ際は「車両価格+オプションパーツ価格」の合計金額で、比較・検討するのがポイントです。

キャンピングカーの維持費について

キャンピングカーは、車内に生活装備を満載した特殊なクルマです。「普通車と比べて維持費も高額なのでは……」と思うかもしれません。結論から言うと、キャンピングカーの維持費は普通乗用車とほとんど変わりません。

8ナンバー登録(特種用途自動車)のキャンピングカーは、普通乗用車よりも自動車税、重量税が安くなり、自賠責保険は割高になります。車検についてはキャンピングカーだからと言って特別なことはなく、周期は2年ごとで費用も同クラスの普通車と同等。高速道路の通行料金は、8ナンバー登録車であれば大きなキャンピングカーでも料金区分は普通車扱い(キャンピングトレーラーをけん引する場合は、1つ上の車両区分)になります。

普通車よりコストが余分にかかるのは、居住部分のメンテナンス費用くらいで、維持費のトータルは普通乗用車より少し高いか、ほぼ同じくらいです。ただし、大型のキャンピングカーで自宅の敷地に駐車できない場合、2台分の駐車スペースやトラック用の駐車場を借りる必要があるので、そのぶん維持費は高くなります。

キャンピングカーの運転には大型免許が必要?

キャンピングカーは普通乗用車と比べて大きなクルマが多いので「運転には大型免許が必要なの?」と疑問を持っている人も多いようですが、結論から言うと、日本で販売されているほとんどのキャンピングカーは、普通免許で運転できます。

キャンピングトレーラーをけん引する場合も、トレーラーの総重量が750kg以下のモデルであれば、普通免許でけん引できます。 注意点としては、免許を取得した時期によって運転できるクルマが異なること。

平成19年6月1日以前に普通免許を取得した人
「車両総重量8.0t未満、最大積載量5.0t未満、乗車定員10人以下の車両」

平成19年6月2日~平成29年3月11日までに普通免許を取得した人
「車両総重量5.0t未満、最大積載量3.0t未満、乗員定員10人以下の車両」

を運転できます。

現在日本で販売されているキャンピングカーのほとんどが上記の条件に当てはまりますので、平成29年3月11日までに普通免許を取得した人は、ほぼすべてのキャンピングカーを運転できることになります。

注意が必要なのは、平成29年3月12日以降に普通免許を取得した人

こちらは、運転できる車両が「車両総重量3.5t未満、最大積載量2.0t未満、乗車定員10人以下」に限定されるので、重量の重い一部のキャンピングカーは運転できないケースもあります。

ただし、軽キャンパーやバンコン、一般的なサイズのキャブコンなど、車両総重量3.5t未満のキャンピングカーであれば問題なく運転できます。


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